何かしてあげてるのに(プレゼントしたのに)
お返しがない…
対人関係あるあるですよね。
別にお礼の品や言葉が欲しいわけじゃない。
「でもさ!!ありがとうくらい言ってもいいのでは??」とモヤモヤ。
本記事では、このモヤモヤをスッキリさせるためのヒントをお届けします。
- お返しをしない人は失礼?
- お返しをしない人にモヤモヤする理由…そこには自信のなさが潜んでいる
- お返しをしない人へのモヤモヤから抜け出せる3つの思考法
筆者は、2016年ごろから自分の心のパターンと向き合い、
改善してきました。
この問題についても、今はモヤモヤがかなり減りました。
あなたが本記事に興味惹かれたということは、
「もっとスッキリした人間関係に恵まれたい」と思っているのではないでしょうか。
だとしたら、そのモヤモヤ、もう手放すタイミング。
本記事を、あなたの道案内になるヒントにしてください。
お返しをしない人は失礼?
結論から言うと、お返しをしない人は失礼ではないです。
え!!!何でよ!!
どう考えても礼儀知らずやん!!
いや、わかります。ホント。
私も前はお返ししない人に対して「恩知らずだ!!」と怒ってたんで。
でも、そもそも人に何かするときって
「自分がしたいからする」のが前提なんだ、と気づきました。
だから、最初からお返しを期待するのは自分勝手なんじゃないかと。
次のところで、「お返しをしない人は失礼だ!」とモヤモヤしてしまう理由を
もう少し詳しくお話したいと思います。
お返しをしない人にモヤモヤする理由…そこには自信のなさが潜んでいる
お返しをしない人にモヤモヤする理由は、自信のなさだと思うんです。
どういうことかお話します。
あなたは人にお返ししようとするとき、強迫的になってないですか。
例えば、こんな感じです。
- 何かもらった瞬間、喜ぶより先に「これ高かったのかな、どれくらいのものを返せば…」と頭がフル回転
- 助けてもらったとき「何か品物とか、自分も相手に貢献できることをしないと!!!」とソワソワ
「お返しをしたくなる心理」…返報性の原理というものがあります。
返報性の原理とは、相手から何かを受け取ったときに「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果のことです。
『返報性の原理とは?4つのパターンとマーケティングで活用する際の注意ポイントを解説』
(株式会社Sprocketブログ)より引用
人間が持っている当たり前の感情です。
でも、先程のように行きすぎて強迫的になっている場合、
相手の好意を純粋に喜んで受け取りきる前に、いろんなことを考えすぎちゃってますよね。
「笑ってありがとう、って受け取るだけではダメ」=自分は無価値である
という思いがあるのかも知れません。
じゃあ、どうすればいいのか。
次のところで、お話します。
お返しをしない人へのモヤモヤから抜け出せる3つの思考法
ではさっそく、モヤモヤから抜け出せる思考法を見ていきましょう。
①やりたいことだけをやろう
私は自分のことを置いてまで、人に尽くしすぎていないか。
今、やろうとしていることは私が「純粋にやりたいこと(お返しがなくてもいいと思えるか)」か。
このことを、何かする前に自分に問いかける癖をつけましょう。
そして、本当にやりたいことをだけをしましょう。
自己犠牲は、見返りを求める気持ちとセットです。
だから、お返しがないとモヤモヤしてしまうんです。
ついでに言うと自己犠牲が癖だった私の経験上…
自己犠牲してまで何かしたときには「相手のためになること」じゃなく、
「自分がしたいこと」をやっていることが多いです。
だから、喜ばれるどころか迷惑そうにされる結果になってしまうんです。
こちらはこちらで「一生懸命やってあげたのに…」とモヤモヤしますよね。
だから「今やろうとしていることは、純粋にやりたいことか(お返しがなくてもいいと思えるか)」を考える癖をつけましょう。
慣れてきたら「あ、これやらない方がいいな」と分かってきますよ〜
②「受け取り上手」になる訓練をしよう
「受け取り上手になる」=お礼を言って喜ぶだけでOKと思えること、です。
何かしてもらったとき、強迫的に考えてしまう人にとってはハードルが高いかも。
でも、相手はあなたに喜んで欲しいから助けてくれたんです。
あなたが好きなものだと知ってるからプレゼントしたんです。
あなたの価値なんて関係ないのです。
「あなたが喜んでくれること」が一番うれしいのです。
このことをふまえて「笑顔でありがとうと言って受け取るだけ」ができるよう訓練してください。
受け取り上手も「慣れ」です。
お返しのことじゃなく、やってもらったことと、相手の気持ちを受け取りきることにフォーカスしましょう。
そうすれば、その人と自然に親密になっていけるでしょう。
訓練すればできるようになるので、がんばってください。
③「もらったらすぐお返し」の必要はないと知ろう
「もらったらすぐお返し」の必要はないということを頭に置いておきましょう。
どういうことか。
凝り固まった常識を、ちょっとだけ柔らかくするために、
「お返し」についてのいくつかの考え方をご紹介します。
「すぐ返さなくていい」中国の考え方
現地に住んだことのある友人に聞いた話です。
中国人は、日本人みたいに「何かしてもらったお返しに菓子折りを渡す」
なんてことは、まずしない。相手が本当に困っているとき、助けることが彼らの「お返し」なのよね。
すぐに物を返すと、かえって失礼だと思われる。
つまり、10年後にお返しなんてこともあり得るわけです。
この辺は、民族によって色々な考え方がありそう。
私は、理にかなっていると思いました。
「恩送り」という考え方
「恩送り」とは、誰かに助けてもらった恩を、他の人を助けることで返す…という方法です。
例えば、Aさんに助けてもらった恩をAさんに返す。
これが普通の恩返しですよね。
でも、人生には色々なことがあります。
お返ししようと思ってもできない状況になることもあるんです。
そこで、別の人を助けることでその恩を返す。
これはこれで、とても素敵な「お返し」です。
おまけ:人間関係は三面鏡、まずは自分に優しく
よく「人間関係は合わせ鏡」と言いますよね。
でも、私は「三面鏡」だと思っています。
- 自分で自分にしていること
- 自分が相手にしていること
- 相手が自分にしてくること
これらは全部同じようになる…というものです。
この法則に照らすと、自己犠牲をして人に尽くしたところで喜ばれないことにも納得がいきます。
自分に優しくすると、人にも同じようにできる。
人からも優しくしてもらえるようになります。
人に尽くしてるのに喜ばれないなら、いったんやめる。
そして、当面は自分を喜ばすことをしましょう。
そうすれば、ゆとりが出てきて「目の前の人が本当に望んでいること」が分かるようになってきます。
「本当はしたくないことをしてしまった上に、お返しを期待してモヤモヤ」ってこともグンと減りますからね〜
「自己犠牲をしてしまう癖が直らない…」
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