アイキャッチ画像です。左側には濃い藍色の背景に月の上にハスを配したイラスト。その上に目(サードアイ)が浮かんでいるイメージイラスト。黄土色でゴールドのようにしました。右側は濃く暗めの茶色の背景に白地で「チャネリングは怪しいのか 歴7年の筆者が考察 サービス利用時のポイントもまとめた」という文字を置きました。

チャネリングは怪しい?歴7年の私がチャネリングビジネスを調査・考察

チャネリングって、
本当に高次元と繋がってるの?
怪しいなぁ…

チャネラーとしては、誠にごもっとも。
私的には結論を言ってしまうと「ええ、確かに怪しいですね」です(笑)

本記事では、チャネリングやチャネリングビジネスについて、筆者の考えを述べます。

  • チャネリングをめぐるいろんなビジネスの現状
  • 筆者がチャネリングについての考察
  • チャネリングが関わるサービスを利用する際の注意点

筆者はチャネリング歴7年目。

2016年に独学で習得。
2019年に生活困窮や精神的な弱さからくるエゴが原因で、スピリチュアルな道に進むことを中断。
2022年に再開…といったプロセスで精神世界に関わってきました。

いったん道を断たれたことで、スピリチュアルをある程度客観的な目でとらえられるようになったと思います。

  • チャネリングをめぐるいろんなビジネスの現状
  • 筆者のチャネリングについての考察
  • チャネリングが関わるサービスを利用する際の注意点

こんなかたに。
どういうふうにチャネリングをとらえたらいいか、ひとつの参考にしてください。

チャネリングの要素が含まれるサービスを利用するときの、道しるべにもなると思います。

チャネリングをめぐるビジネスの現状

まず、チャネリングがどういったビジネスでどんな使われかたをしているか、典型的なものを見ていきます。

占い鑑定等相談系サービス・セッション

タロット占いをしている女性のイラスト。机の上にカーをを並べています。髪が長く、眼鏡をかけています。

これが一番メジャーで多いパターンです。
たいてい、タロットやオラクルカード、西洋占星術、四柱推命など他の占術と一緒に使われています。

ヒーリングやエネルギーワークをあわせてやっておられる方も多いですね。

「誰の言葉をおろしているのか」も千差万別です。
大日如来様からイエス・キリスト様、大天使様、不動明王様…ほんと色々。

ちなみに私が使うのはチャネリングだけ。

それも「セッションの進行」にしか使ってなくて。
去年からは「〇〇様が〇〇と言ってます」というメッセージもお伝えしなくなりました。
(理由は後のところで説明します)

チャネリングを習得するセミナー

オンラインセミナーのイラスト。女性が自宅からパソコンの前で授業を受けている様子が描かれています。

チャネリング習得セミナーは、かなり色んなものがあります。

  • チャネラー・占い師として個人で活動しているかたの講座
  • 通信での資格講座を受ければ受験できる資格として
  • 能力者に師事

ひと昔前は、3番目「能力者に師事」っていうのが多かったかもしれませんね。

私は、2番目のには驚きました。
占いや心理学、コーチング系の協会が出していて、受験して取得するもの。

しかもチャネリングだけで、「チャネリングアドバイザー」「チャネリング士」「チャネリングカウンセラー」「チャネラーマスター」…4つの資格があります。

講座の価格も5万円台から50万円台と幅がある。
すごいなぁぁ…チャネリングって、メジャーになったんですねぇ。

ちょっと余談になるんですが。
私、興味が湧いてチャネリングとサイキックの講座資料を請求しました。

…届いたカリキュラムを見てみると…
おぉ〜「これ私知りたい…」って思える項目もたくさんありました。

「興味本位で資料請求してスンマヘン」という気持ちに…(笑)

私が学んできたことは、今回取り寄せた講座では「サイキック」に分類されるようです。

確かにかぶってるとこ多いもんなぁ。

チャネリングの習得については、別記事で書く予定をしているのですが…

私は感覚的に身につけた部分が多くて。
チャネリングと脳の関係やスピリチュアル独特の浄化のしかたなど、理論的な部分を、こうした講座で補完するのもアリだなと思いました。

ただ、講座も相当色々なものがあると聞きます。
いくつも受けたけど全く身にならなかった…というお話も耳にしたことがあるんです。

内容を事前によく吟味する必要があるとも思います。

スピリチュアルなお仕事の人向け起業コンサル

最近は「スピリチュアル系のお仕事の人向け・起業コンサル」という形態も出てきているようです。

アメブロにたくさんおられました。
「鑑定」という形態にはとらわれなくなってきてるんですねぇ。

カードや四柱推命と一緒に、チャネリングが使われてます。

昔なら「仕事について占うのが得意です」といった具合に、「占いの中でこれが得意分野です」って感じでした。それが、逆転して「コンサルの手段として占いが使われてる」って感じ。

面白いなぁ、どんどんボーダーレスになってますね。
風の時代らしい感じがします。

私のチャネリングについての考察

では次に、私個人がチャネリングについて考えていることをまとめてみたいと思います。

こればかりはねぇ…
人の数だけ考え方もあるので「そういう見かたもあるのか」って感じで読んでいただければ。

チャネリングは本当なのか

虫眼鏡を持った人の手が写っています。レンズの部分には「信憑性」という文字があり、虫眼鏡の周りには赤いはてなマークがいくつもあります。

自分でやってて思うのは「半々」って感じです。

「特定の神様からメッセージをおろす」みたいなのも、とどのつまりは本人の中の常識によると思う。

例えば、私は小さい頃からひいおばあちゃんや母が、神仏の前で拝んで人の悩みに対する答えをきいて伝えるの見てました。

あと、なんか拝み屋さんみたいなおばあさんがうちに来たりとか。
つまり、日常的だった私からすると、そう不思議なことでもないんです。

でも、「特定の神様が一個人にメッセージを伝えるなんてことはない!」という人もいますよね。

それもすごくわかるんです(笑)

ちなみに、私にはほぼ直感力しかないんですが。
直感力は「自分の経験や知識という引き出しから最適解が導き出されるもの」とされています。

人間の頭の中でいろんな反応が起きてるイメージイラスト。鮮やかなスカイブルーで描かれています。

要するに、直感力を駆使するチャネリングでも「1回も見聞きしてないことは答えとして出てこない」という理屈になります。

ところが、自分の思いと正反対の答えが返ってくることもあるのですよね。

「ええ…冗談でしょ?」と思うようなショックな内容もありました。

それは一体どういうことなのか…7年経っても謎です。

そういう「100%説明がつかないところ」がチャネリングの面白いところなのかもしれません。


「〇〇さんからのメッセージ」をやめた理由

先ほどのビジネスの現状のところでも書きましたが…

私はセッションで「〇〇さんからのメッセージ」を伝えることはほぼないです。

伝えることによってお客様が前に進む助けになる場合には、あるかもしれない(それでも「ゆかりの深い故人」どまりかなぁ…)。

理由は、あんまりプラスにならないから。

特に、私も含め、内向的で自信がない人って生きづらいですよね。

目の前の現実って結構しんどい。
スピリチュアル色の濃いことを話すと、現実逃避の引き金になりやすいと感じます。

白い猫が海で浮き輪の上で寝そべって漂っているイラストです

いや、現実逃避もさ、ときには必要っていうか、私だってしまくってますけどね笑

ただね、特別感のあることを聞いたあとって、すごく心地よくて勇気が出るんですよ。

でも、その興奮が過ぎたら何も変わってない。
かえって虚しさ100倍…という状況になる可能性は、誰にでもあると思うんです。

だってつらいんだもん。
そしてその心理につけ込んで依存させるビジネスもまだまだ健在です。

なので、セッションの進行だけをチャネリングでやっています。

あと、個人的な謎の法則のようなものを感じてて。
それは「異次元のことを話すと現実感が湧かない」というか、浮いてしまう。

神様や天使、アセンデッドマスターは5次元以上の存在です。
それを3次元の我々が「〇〇の神様がこう言っている」とか言っても、何とも違和感を覚える。

(念のために言っておきますが、それをお仕事でやってるかたを否定する気はないです。自分が言うとき・聞くときに違和感があるという意味)

異次元でも、アニメなど2次元の話はそんなに違和感ないんですけどね。

次元が上のことを話すと違和感を覚えるのかな。分からん。

ともかく、どうも浮いてしまうことを言うくらいならなぁ…
目の前の問題解決につながるものにフォーカスしようと思ってます。

結局は自分で決めないといけない

女性がやる気に満ちた表情で、両手の拳を顔の前で握りしめ「よしっ!」と心の中で言っている写真です。

これを言うと、身もふたもなくなってしまうんですが。

結局は「高次元の存在に何か質問したとしても、判断や決断は自分」というところに行き着きます。

私は以前はバランスが悪い人間でした。
だから「聞こえた答え」を盲信したりもしました。

でもねぇ、、「家族との共依存関係からやっと脱出できたのに、また自分の意思以外のものによって人生を決めてる私って一体…」と思ったんですよ(笑)

自分で決めてやってみて失敗したほうが納得度も深い。

派手に恥かくこともあります。
でも、おかげで同じ間違いをする可能性はかなーり低くなります。

あと、経験上の話なんですが。

大きな決断ほど、正解が見当たらなくて迷う。結局自分を信じるしかない。

チャネリングを盲信してた頃、結構な重大な決断について質問しても何の答えも返ってこなくて心細くて、神社におみくじを引きに行ったことがあって。

そしたら「自分を信じて、自分の責任で決める」って書かれてて。

思わず苦笑いってことがありましたよ(笑)
「そりゃ、そうだよなぁ」って(笑)

懐かしい思い出です。

チャネリングが関わるサービスを利用する際の注意点

最後に、チャネリングに関わるサービスを利用するとき「私なら、ここを判断基準にする」ってポイントをまとめておきます。

発信内容をよく見極め、信頼できる人を選ぶ

ピンクの背景に、パソコンとスマホ、メモやペン、コーヒーが置かれているイラストです。画面にはブログの記事が映っています。

ひとえにこれに尽きますね。
ブログとかホームページ、SNSに書いてあることをとにかく読んでみることをおすすめします。

その人のエネルギーが深くはみえなくても、あなたにも直感は備わってます。

日常茶飯事に「何か気持ち悪い場所・人」を回避してるはず。

「あなたが感じたこと」を尊重してほしいと思います。
他の人に評判のいい人気のある人でも「あなたがどう感じるか(信頼できるのか)」で決めること。

直感っていうのは本当に微細なものなんでね〜

ちょっとした言葉の端々に、ゴリ押し的なものがあるとか、恐怖感を煽ってくるとか。

「あれ?」っていう違和感があったら、やめておくのが賢明だと思います。

言われたことをうのみにしない、「あくまでアドバイス」だと念頭におく

ときどき、ご相談で「以前、他のスピリチュアルなサービスを受けたときに言われたことで、今でもすごく悩んでいる」という人に出会うんですけども。

さっき「私のチャネリングに対する考え」のところにも書きましたが、「自分で決める」という姿勢を大切にしていただきたいです。

こんなことを言うと「じゃあ相談する意味ないじゃないか!」「責任逃れだ!」と思われるかもです。もちろん、責任をもってそのときのベストな提言はするんですけどね。

それでも「あくまでアドバイスに過ぎない」ことを覚えておいてほしいのです。

私がいうのはおこがましいんですが…

スピリチュアルなお仕事をしている人の中には「影響力を持ちたい」という気持ちが強い人も多いと思います。

その欲望のエネルギーが、決して切れないピアノ線のようになって、お客様にかけた言葉にくっついてる。

そして、何年経ってもお客様の人生を縛り続けている…といったイメージが浮かぶことがあります。

私も、かつては影響力を持ちたいと思ってましたね〜…
こういうメッセージを受け取ったことがありました。

セッションでしたアドバイスについて。

自分の口から出た瞬間に、それは自分のものではなくなる。
だから、聞いた人がどうするか、どう思うかに固執しないこと。

今は、このことは前よりも強く意識していて。
お届けする文章の最後に書き添えるようにしてます。

たとえ今、その人に合ったアドバイスだとしても時間が経てば状況は変わります。

そのときには、当然やり方を変えていかないといけないわけで。
「自分の意思で決めて、歩んでいく」という意識を大切にしてほしいと思います。

今までで一番ひどかったのは「あなた、○年以内に死にますよ」といわれたというもの。

「人の人生を勝手に決めるな!何様やねん!!」と、そりゃあもう腹が立ちましたね〜…

交通管制システムの写真です。大きな画面に複雑な道路網が表示されています。

(出典:株式会社京三製作所 交通管制システム

未来についてはいつも、上の写真のような交通管制システムみたいなものが浮かぶんですけどね。

いつも行き先は決まっていないんです。
「今どう生きるか」で刻一刻、進む方向が変化していく。

だから、何の助けを借りるにせよ、軸は自分に置いてほしい。
自分の心持ちと未来は、いつもその手で変えることができるんですよ〜