背景に太陽や天体など占星術にまつわる写真を加工した青を基調としたイメージ。真ん中上部に「内向的で自信がない人のための風の時代の歩き方」という文字を白字で入れました。下には紺色の半円の上に「直感力について新発見がありました!」という文字を乗せました。アイキャッチ画像です。

『風の時代を幸せに生き抜く方法』読書感想文〜本のエネルギーに乗ってどこ行く?〜

今回は本田健さんと並木良和さんの共著をご紹介。

筆者は2016年からチャネリング・エネルギーリーディングをしています。
本記事では、感想文というよりは「私なりにこの本から感じたエネルギーの話」をしてみます。

風の時代に関心をもつみなさんが、新しい時代の雰囲気を丸ごと体感できる本でしたよ〜

本が積み上げられているイラストです

いや〜自分のものも含めて、最近は重いエネルギーに触れる機会が多かったので、今ちょっと爽やか気分です。

そんなふうになれるくらい、強く大きなエネルギーを発している本書。
概要から行ってみましょう。

概要

本書は3部構成になっています。

  • 第1部 風の時代を楽しむために大切な6つのこと(本田健)
  • 第2部 あなたは風の時代に何を選択しますか(並木良和)
  • 第3部 風の時代を幸せに生き抜く方法(本田健、並木良和)

おふたりのプロフィールからの抜粋です。

本田健
作家。神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、現在は「お金を幸せ」とテーマにした講演会やセミナーを全国で開催。

並木良和
幼少期よりサイキック能力(霊能力)を自覚し、高校入学と同時に霊能力者に師事、整体師として働いたのち、本格的にスピリチュアル(霊魂、精神)カウンセラーとして独立。

物心それぞれの側面から、風の時代の本質をとらえる。
そして対談では、より統合された形で「風の時代を読みとく」という構成になっています。

感想

森と天の川が描かれた幻想的なイラストです

「一段上のスピリチュアル本だなぁ〜」というのが素直な感想です。

本の内容ももちろん素晴らしかったんですが…
読んでいる間の行間、そして本の部分ごとにいろんな風がダイナミックに吹いてくる。

ビブリオマンシー(書物占い:質問と使う本を決め、直感で開いたページに答えが書かれているという方法)のような使い方もできると思いました。

本田さんと並木さんそれぞれの「ベースになる風の性質」は一定なんだけれど。

  • ひとりでお話されてる部分
  • ふたりでお話されてる部分
  • 話題によって

といった場面ごとで、さっと軽やかに変化しては遊んでいる。
全編通して、雑念のような重たい・粗い粒子のものがない軽やかさ・明るさ・スピードを感じました。

両者のケミストリーも楽しかった。
本を読んでる途中で「実際はどういうエネルギーをされてるんだろう」という好奇心がわき、Youtubeで対談を視聴しました。

本で感じていたのと映像を見るのとでは、印象が違いましたね〜

エネルギーってすごく奥行きがあって複雑。
そんなに短い言葉では表現できないし、すごくおこがましいんですが…

本田健さんはどちらもほぼ同じような印象を持ちました。
とても落ち着いていてどっしりと現実的ではあるけれど、さりげなく輝くやさしさや柔らかさ、愛。

でも、並木さんには、本より動画で見るほうが遥かに鋭くスピーディーな印象。
シャープな光線とさらりと吹き抜ける風が同居している感じというのか。

エネルギーの話ばかりでも何なんで(笑)少し本の内容への感想も。

私が「これは興味深い、これから取り入れよう!」と思った部分。
それは第3部の対談で「直感と直感らしきものを見分ける方法」について語っている部分です。

直感力に関心がある人は、知りたいんじゃないでしょうか。

鮮やかなブルーのイラスト。人間の脳内で起きている情報処理をイメージしたイラストです。人の横顔と頭の中に様々な情報が行き交っている様子を表しています

私は直感力を使うとき、一連の物ごとの動きに対して「逆らえないなぁ」と思っていたところがありまして。

例えば2017年から今年までに6回引越してるんですが。
いずれも直感力を使ったり、流れに任せてきた経緯があります。

ときどき「おい!早よせえよーー!!」という見えない圧力(?)みたいなのを感じることがありまして。

やらないといけないことを放っておくと、トラブルが起きたりするんですよね…(笑)

だから何か感じたら、「ハイハイ、〇〇しないといけないってことね」と思ってやってたんです。

でも、この本で並木さんが語っていた注意点にハッとしました。

「あ、私これ…今までちゃんと考えてたかな…無意識に考えてたとは思うけどな…」と、直感力の使い方を見直すきっかけになりました。

自分の直感力をアップデートしたり、感覚的なことを言葉にして伝える上で大きなプラスになりました。

内向的で自信がない人に、風の時代について伝えたいこと

「習慣」と「変化」の帰路に立って「変わる方」を選んでいる女性のイラスト。「変わろう」と心の中で言っています。

私がセッションでお話を聞いたり、観察しているのは「内向的で自信がない人」でして。

この本を読んでそういう人に向けて伝えたくなったのは「自分でいいと思ったことを選ぶことの大切さ」です。

私も内向的で自信がない人です。
そんな自分を含めた苦しさの一因は、固定概念に縛られてることにあると強く感じていました。

  • 40代、50代になっても何もスキルや実績、経験がなく情けない
  • 内向的でもがんばって就職して外で働かないと
  • 資格がないから〇〇できない、お金を稼ぐ手段がない
  • 鬱なのに「とにかく働くしかない」と思い込んであまりしたくない仕事を続けてずっと具合が悪い

お金の稼ぎ方がわからないというのはねぇ…私も今まさに直面してるんですけどね。
(とっくの昔に「就職とかクラウドソージングは?」という段階ではない)

「とにかく働くしかない」っていう考えについては、生活保護がある。
他にも「もうそんな時代では…年齢関係ないし、やり方も色々あるよ!」って思うことが多かったです。

これまでの土の時代には、以下のことが重視されてました。

  • 型にちゃんとはまっている状態
  • 物質的な豊かさ
  • 資格などの権威的なもの

本来、型からはみ出る生き方しかできない人には息苦しかったことでしょう。

私は、環境のほうになじもうと必死だったのでしんどかったです。

でも風の時代になり、世界の空気感は型とか枠といったものが広がりながら破けて消えていくイメージに変わってきた。
つまり、もうはみ出てものびのびやっていけるときが来た…ともいえる。

最近は私も「常識を疑おう」「一般的な常識より自分がどうしたいか」みたいな発信をいっぱいしていました。

固定概念に縛られすぎること。
それって、風の時代特有の「物ごとの枠が薄れていくボーダーレスなイメージ」とは正反対でして。

でも気づいたんです。

急に「シフトチェンジ!!」というわけにいかない人もいて、自分の中にもそういう部分があることを。
ついついジャッジをしてたんですが、本来はどういう生き方が良い悪いというのはないんですよね。

「習慣」と「変化」の帰路に立って「変わらない方」を選んでいる女性のイラスト。「今のままでいいや」と心の中で言っています。

今回ご紹介した本の中でも、「こういう時代だよ(こういうやり方してる人が受け入れられたり、伸びるよ)」という情報を提供した上で、「自分でいいと思ったほう選ぼう」と繰り返し言っています。

下記は、「行動するとき何を判断基準にするのか」についての並木さんの言葉。

自分のなかでちょっと心がドキドキするもの、本当はやりたいんだけど怖いことを始めることをおすすめします。
怖いことというのは、じつは「才能」なんです。その才能がなかったら、それが気になるということはありません。
(中略)
そういうときに僕は、「こ・ひ・し・た・う・わ・よ」が大事だよということをお伝えしています。
「ここちいい」
「ひかれる」
「しっくりくる」
「たのしい」
「うれしい」
「わくわくする」
「よろこびを感じる」
この頭文字をとって「こひしたうわよ」です。
これらの感情が、自分の本質につながっていく一番簡単なナビゲーションシステムなんだと思っています。

『風の時代を幸せに生き抜く方法』より

あなたはどう生きていますか?どう生きたいですか?

私は、もっととらわれない感じになっていきたいですねぇ〜
ちょっとこわいけどね(笑)