アイキャッチ画像です。左には薄い紫色に菊の花の背景。ご先祖さまをお迎えする為のきゅうりとナスの馬と牛、ほおずきを配置したイラスト。右には濃いめのグレーの背景に白い文字で「お盆 ご先祖様や家族への孝行とは? 家族の課題と向き合い得た考えをまとめた」という文字を配しました。

お盆に家族と会ったりお墓参りできない人に。できる時できる分でいい

お盆ですね〜

実家と断絶していたころ、この季節は毎年罪悪感にさいなまれてたんですよ。

実家に行けないし、
お墓参りをする気にもならない。私、家族不孝だ…

私と同じように、家族との確執などがあり、同じような気持ちになっているかたに。

【私の家族の課題についてはこちら】
≫共依存・母娘関係が迎えた予想外の末路【体験談】
≫母娘間の共依存から抜け出す途中で起きたこと。こう対処した【体験談】
≫母娘共依存を抜け出した後の話。「お母さん、私は冷たい娘です」

私はセッションや人の話を通し、故人のエネルギーを感じることがあります。
そういったチャネラーとしての経験や、これまでの経過を通して得た考えをシェアします。

できる時にできる分のことをするのがいい

今、家族に会うことやお墓参りに行く気になれない自分を責めないでください。

そして、今のあなたにできることを毎日できる分だけやってほしいのです。

具合が悪いのだったら、心や身体が休まることをする。
自分を元気にすること、幸せにすることを一生懸命やってください。

チャネリングをやっているとき、故人を含めた霊的な存在からもたびたび伝わってきます。

「できるとき、できる分のことをする。それが一番いいのだ」と。

私たちが生きるこの世界では「できようができまいが、努力すべき」という風潮も濃いですよね。

そのせいで心や身体の病気になる人はますます増えている。

でも、今、できること以上のことはできないんです。

当たり前のことですが、私たちはそれを忘れます。
そして、自分にむち打ってしまったり、責め続けています。

「今日、できることをして疲れたらゆっくりと休む。そして、また次の日も同じようにする。それが大切」

自分のことを責めそうになったら、思い出してください。

ご先祖様は、お墓参りに行けない子孫のこと怒ってる?

お墓の周りにご先祖様の顔が描かれているイラストです。

ご先祖様は、お墓参りに行けない子孫のことを怒っているか。

私の経験上、答えはNoです。

家庭の事情等あり、どうしても行けない…
自分の心を守るためにそうしている。

そういう人のことを、本来誰も責めることはできません。

一番のご先祖様孝行や親孝行、それは「あなたが今、幸せであること」です。

生きている家族はね〜

実際は、感情から色々言ってくることもあるでしょう。
「親不孝者な子どもだ」とかね。

でも亡くなって成仏した人は違う。
怒ったり心配し過ぎるなど、激しい感情はあまり感じないのですよね。

下記は私が思う「ご先祖様が喜んでくださること4か条」。

  • 子孫が仲がいいこと
  • 子孫が幸せなこと
  • 子孫が自分たちを忘れていないこと
  • 自分たちの供養をきっかけに子孫たちが集まって和気あいあいと過ごすこと

今、色々な気持ちの整理がついていないのなら、それを先にしましょう。

ハートを抱いて幸せそうに目を閉じている女性のイラストです

まず自分の幸せから。

そして、もしも仮に少しずつ自分の中で納得ができるようになり、ご先祖様供養や家族と過ごすことを始めたくなったときに、迷わずやり始めればいい。

60歳からでも70歳からでも、どんなに後でもいい。

とても喜んでくださるはずです。

毎日、今のあなたにできる精一杯の自分の幸せを追求しましょう。

そしたら、感謝の気持ちは自ずと湧いてきますからね〜

不孝者と悩んでいた私とご先祖様のエピソード

では最後に、不孝者と悩んだ私とご先祖様のエピソードで締めくくります。

離婚前のことです。
当時していたのは、元夫のご先祖様と子供のころから一緒に暮らしていた母方の祖父母の供養。

元夫のご先祖様に対しては、別居していることが申し訳なくて仕方がなかった。

はたから見たら、家を放り出して全然帰らない嫁なんで。
ご先祖供養をするときも、いつも謝りっぱなしでした。

元夫のご先祖様からすると、私は他人。

それでも、離婚まで滞りなく進むように、後腐れなくお互いが幸せになれるよう導いて下さったと思います。

何代前のどなたかは分かりませんが…おばあさんのようなかたの気配が濃いお家でした。

お盆に飾るナスとキュウリ、ほおずきのイラストです

そのときもやっぱり「できないことについて、考えたり悩んでも仕方がない。自分を責めなくていい」というエネルギーを感じました。

以前にも、「身内が婿養子なのだけど、ご先祖様は認めてくださってないでしょうか」というご質問を受けたことがあります。

当時は、そのお客様のお話から感じられるエネルギーも拝見した上で「血が繋がってるかどうかではなく、”その家の人たちの幸せを考えて行動している人”に対してご先祖様は大歓迎です」と答えました。

先ほどご紹介した「ご先祖様が喜んでくださること4か条」ともかぶるんですが。

「自分も幸せでみんなにもいいこと」をご先祖様は望んでおられるのかなぁと思います。

話は戻りますが、元夫のご先祖様には本当にお世話になりました。
夫婦二人で最後にお墓参りに行き、お礼とお別れを伝えることもできたんです。

今でも感謝しかありません。