左にクレカ、スマホ、マンションのイラスト、右に「自己破産後のクレカ、スマホ、賃貸」という文字を配している画像です

自己破産、それほどデメリットなし【クレカ・スマホ割賦、賃貸契約体験談】

最初は「自己破産って、色々デメリットが生じるのでは…」とこわかったです。
借りたものを返せない罪悪感も大きかったし。

そのせいで生活保護の申請が半年くらい遅れたんですよね。

しかし、実際手続きをしてみると…
こわいことは何もなく、今も特に不便を感じていません。

今回は下記のことについて、私の体験をシェアします。

  • クレジットカードが使えなくなってどうなったか
  • 新たなスマホ契約や割賦はできないのか
  • 賃貸契約はできないのか

当時、私の状況はこんな感じでした。

  • 生活保護受給者(2021年8月〜)
  • 免責された(裁判所から返さなくてよいと許可が下りた)負債:約120万円
  • 主な負債先の内訳:クレジットカード3社、緊急小口資金・総合支援資金(社協)

もしも今あなたが上記のことが心配なせいで離婚できなかったり、苦しい生活をされているとしたら。

私の経験をシェアすることで、早く新しい生活を始められるきっかけにしていただければと思います。

そのほうが、早く気持ちも落ち着き、これからのことを考えるゆとりが持てます。
障害や病気がある方ならなおさら、早く安心して治療に専念できるようにしてくださいね。

※私の場合が、全ての人に当てはまるとは限りません。
また、法律関連の説明は専門家ではないので省略します。ご了承ください。

クレジットカードが使えなくなる、新規に作れない

黄色い背景にばつ印のプラカードとクレジットカードのイラストが配された画像です

クレジットカードが使えなくなる、新規に作れないのは一番よく知られていることです。

でも、最近は買い物やサブスクなど、結構色んな支払い手段が用意されてます。

  • 銀行振込
  • デビットカード
  • QRコード決済…PayPay、楽天Pay、d払いなど
  • 電子マネー…楽天Edyなど

クレジットカードだけしか決済手段がない場合もあると思います。
私の経験では、銀行のデビットカードやバンドルカードで決済できたこともあります。

前者は銀行口座から即時引き落とし。
後者は、私は使う前に必要な分だけチャージしてます。

特にクレジットカードがなければ何もできない、ということはないです。

新たなスマホの契約・割賦はできないのか

黄色い背景にばつ印のプラカードとスマホのイラストが配された画像です

結論からいうと、できました。

裁判所から免責決定の連絡があった翌月に新規契約しました。

ただ、私は自己破産の対象にする負債の中にスマホに関わるものはありませんでした。
割賦の金額も月々600円程度。

それで大丈夫だったのかもと思うんですよね。

もし、月々の支払いや割賦の残りも対象にした方の場合は難しいかも…

それと、生活保護の方は一応ケースワーカーさんに事前に相談しましょう。

私も割賦をする前に話しました。

「スマホは必要なものなので問題ないです」とのことでしたが、
そこら辺は自治体によるかもしれないので確認した方がいいでしょう。

賃貸契約はできないのか

黄色い背景にばつ印のプラカードとマンションや契約書のイラストが配された画像です

これも結論からいうとできました。
ただ、自己破産をする予定があるなら、不動産会社さんには最初に言っておきましょう。

今の段階で何かしらの支払いが滞っているのだとしたら、審査に落ちる可能性が高いです。

そうなったときに初めてバレるのでは、不動産会社さんからの信頼を失うので。

私は、生活保護受給者のお部屋探しに強いところにお世話になりました。
最初にお会いした際にお話したら、そういった事情も込みで力になってくださいました。

賃貸の審査に関しては、下記の動画でわかりやすく説明されていました。

私が不動産会社を通して賃貸契約をしたときも、信販系の保証会社の審査は通る見込みゼロな状況。

なので、生活保護の人もOKで独立系保証会社のお部屋を契約しました。

また、下記のような特徴はあるものの、収入が一定以下であれば公営住宅を申し込む選択肢もあります。

  • 入居は抽選で決まる(競争率が高め、自治体や物件による)
  • 申込み時期が決まっており、申込み〜入居まで4ヶ月くらいかかる

私も今は市営住宅に住んでいます。

一般の賃貸では審査に通りにくい生活保護を受けている方、障害がある方を優先的に入居させてくれるシステムもあります。

自己破産も審査に影響しなかったです…というか「抽選に通れば、期限内に書類を提出すれば審査に落ちることはない」と窓口の係の方がおっしゃっていました。

自己破産は立ち直りと再出発の機会

「スタート」と書かれているラインから一歩踏み出す人の足元が描かれているイラストです。背景は薄いブルー、足元は黄色い色です

最初は自己破産自体がこわかったです。
「弁護士さんのところに行ったら怒られるかな…」と心配したり。

でも実際はそんなことはなく、淡々と指示通りに手続きを進めるだけ。

私は家族とも一緒に住んでいませんので、知られることもありませんでした。
(賃貸の保証人になってくれた兄にだけは話しました)

また、長年全然続けられなかった家計管理。
自己破産の手続きで提出する「家系収支表(家計簿)」がきっかけになり、今も継続できています。

少しずつですが新たな収入に結びつくような講座を受講したりなど、自己投資ができるようになってきました。

自己破産は立ち直りと再出発の機会だと思います。
確かに色々とできないことは出てくるにしろ、私的にはそれほどのデメリットは感じませんでした。

あなたが1日でも早くお困りの状況から抜け出し、安定した生活ができますように。